億ネイルサロン経営コンサルタント
リプロネイル®︎主宰
川副 有希（かわそえ あき）
です。
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前回は、
「商品を“売る”のではなく、“必要性を伝える”トーク術」
についてお話ししました。
今回はさらに深く、
「どんな商品を選ぶべきか？」
「選んではいけない物販とは？」
そして、
「そもそもサロンの方向性をどう整えるべきか？」
についてお話しします。
◆ よくあるNG質問「何を扱えば売れますか？」
これは本当によく聞かれます。
「先生、何が売れてますか？」
「どの物販を仕入れたらいいですか？」
でもこの質問、実は本質を外しています。
物販って、“売る商品”を探すのではなく、
“必要としているお客様”に必要性を伝えることがすべて。
◆ 「売れる商品」を探すより、「必要なお客様」を集める
ここで、本質的な話をします。
多くの人が、
「どんな物販を選べば売れるか？」ばかり考えていますが、
本当に大事なのは、
“物販が必要なお客様”を集めること。
つまり、
◆ サロンの「コンセプト」自体を見直す
たとえば──
- 爪の悩み（深爪・二枚爪・巻き爪）
- 手の悩み（シワ・血管浮き・くすみ・老化）
こうした“悩みベース”の来店理由があるお客様は、
物販との相性がとてもいいんです。
逆に、「ただ可愛いネイルがしたい」だけの方に
高額の再生クリームや美容液を提案しても響きません。
◆ デザインサロンでは売れない？
これは、厳しいようですが事実です。
デザインサロンのままでは、
よほどオーナーにカリスマ性がない限り、
物販は売れません。
「かわいい」「おしゃれ」は気分の話。
そこに“継続”や“再生”の価値は伝わりにくいのです。
◆ 私が「深爪」と「手の若返り」に特化している理由
実は、私がプロデュースしているメニューやサロンが、
「深爪」と「手の若返り」に特化しているのも、
まさにこの理由からです。
悩みが深く、継続ケアが必要で、
お客様自身も「変わりたい」という強い動機があるから。
だから、物販が売れる。
だから、リピートもされる。
そして、誰でも再現できるビジネスになるのです。
◆ 売れない物販の共通点：
誰でも買える・どこでも買える
たとえば──
- ドラッグストアで買える保湿クリーム
- Amazonで売っている炭酸パック
- インスタでバズっただけの美顔器
こういう商品は、実は売るほど
自分の首を絞めることになります。
なぜなら…
「ネットで見たらもっと安く売ってました」
で、終わるからです。
しかも、プロのあなただけが扱える“特別感”がない。
つまり、お客様にとっては
「あなたから買う理由」が存在しないということです。
◆ 売れる物販の条件はこの3つ
では、どんな物販が“売れる商品”なのか？
それは以下の3つの条件を満たすものです。
【1】どこにも売っていない
一般流通しておらず、
あなたのサロンでしか買えないもの。
特別感があり、信頼があります。
【2】“悩み”に直結している
ネイルや爪のデザイン目的ではなく、
- 深爪
- 老化
- 血流不全
- コンプレックス
など、悩みベースのお客様に直結したアイテム。
【3】施術と連動している
施術後のホームケアとして、
刺激を受けた肌を“家で育てる”ケア商品。
たとえば、手の若返りでヒト幹細胞を導入したなら、
再生を加速させる美容液やクリームを提案する。
この「施術と物販が連動している」ことが、
売れる最大のポイントです。
◆ サロンケアは集中ケア。だからアフターケアが必須。
たとえば──
- ダーマペンで肌に微細な穴を開けて刺激を与える
- ピーリングで角質を削ぎ落として再生を促す
これらの施術、
どちらもその後の「修復と再生」が
なければ効果が半減どころか逆効果になりますよね？
手の若返りや深爪ケアも同じ。
“施術で与えた変化”は、
次のケアまでの間にきちんと
修復・再生されなければ意味がありません。
◆ だから、市販の保湿では足りない
ここで、
「市販のハンドクリームを塗っておけばOK」という
考え方が大きな落とし穴です。
必要なのは、
- 傷んだ肌を再生させるための再生美容液（8,800円）
- それを守り育てるための高機能クリーム（7,800円）
潤っているように“見える”だけではダメ。
肌の中で再生が起きていなければ、意味がないんです。
◆ 実際に6,000個売れたエピソード
この美容液とクリーム、
実際にネイルサロンで計6,000個以上売れました。
でもそれは、成分の良さを
熱弁したからではありません。
「今の手肌は、ダーマペンやピーリング後と同じ。
だからこの1週間が勝負。
傷んだ肌を再生させなければ、
次回の施術も意味がなくなってしまいます。」
ただこれを伝えただけで、
“あなたに必要なお手入れ”として伝わり、
売れていったのです。
◆ サロンの未来は「売れる商品」より
「必要なお客様」
今のサロンに、
- 手や爪の悩みを抱える人は集まっていますか？
- その人たちに必要性をきちんと伝えていますか？
物販は、「何を売るか」より
「誰に売るか」で9割が決まります。
次回は、
「施術と連動して売れる物販の
“導線設計図”」について。
「売ろう」としなくても自然に売れる──
そんな仕組みのつくり方をお話しします。
どうぞお楽しみに！
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川副有希（かわそえあき）
■プライベートプロフィール■
埼玉県出身
趣味：美味しいものをたべること
食べ歩き 飲むのも大好きです。
■家族■
夫 子供（長女 長男 共に小学生）
1人サロンの限界を感じ、スタッフを雇用したものの、
スタッフ育成 教育に悩み、何度もサロン経営の危機
に直面。
自己投資し、学びと実践を深めていく中で、
【サロンオーナーマインドコーチング】
を開発。
サロンオーナーのあり方や姿勢を構築後、
「1人サロン」から「スタッフだけで回るサロン」
経営へ変革し、最高年商到達。
がむしゃらな働き方をするサロンオーナーさんの
「生き方」「働き方」を整えるコーチングプログラム
を行い、自分や家族を優先しながらも、生徒さん達の
【サロン拡大・サロン成長のサポート】をしています。
自分がいなくてもうまく回るサロン経営
自分より稼ぐスタッフを育てる人財教育
スタッフだけで最高売上更新の具体策
スタッフが辞めないサロンの共通点
など、スタッフを雇うサロンオーナーのための
サロン経営コンサル・コーチングを得意としています。
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